3章 すべての歯科医師が知っておくべきこと

閉経後骨粗鬆症と歯周炎の関連するメカニズム

閉経後骨粗鬆症は、閉経による卵巣機能の低下によって発症し、女性ホルモンであるエストロゲン分泌ンの低下に起因するとされている。エストロゲンは、形質転換増殖因子-β(TGF-β)のような骨形成性サイトカインの発現を増加させる一方、インターロイキン1(1L-1)や腫瘍壊死因子α(TNF-α)、IL-6といった骨吸収性サイトカインの発現を抑制する。したがって、閉経後骨粗鬆症と歯周炎に関与するサイトカインは非常に類似している。歯周炎の進行過程におけるエストロゲン分泌の低下による影響をまとめると下図のように考えられる。

3章 すべての歯科医師が知っておくべきこと

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