裏を返せば、歯周病を治療することでTNF-αの産生性が低下し、インスリン抵抗性が改善し、結果的に血糖コントロールが好転するという説が成り立つ。米国や我が国における介入研究から重度歯周病を治療することによるHbA1cの改善効果は最大で1%程度であることが明らかにされている。インスリン抵抗性が存在すると生体はこれを補おうとしてより多くのインスリンを産生するようになる。高インスリン血症の状態である。この状態が長く続くと、やがてインスリン産生細胞であるβ細胞が疲弊してしまい、最終的にインスリン分泌が枯渇する。末期糖尿病である。つまり慢性歯周炎症はβ細胞疲労促進因子として作用することを塾知しておく必要がある。

裏を返せば、歯周病を治療

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